加圧しながら自転車ペダリングを行うと加圧によって下腿の静脈流は滞留し細動脈には常に膨張圧がかかる可能性が高い。細静脈の外膜近辺にはgroup3,4の救心性神経繊維が終末されていると言われている。動物実験のレベルではあるが静脈が遮断されるとgroup4が活性化されることを確認した報告である。

人で同じかは定かではないようであるが加圧ペダリングによる循環器応答が通常と異なるならこれらの機械的反射が関係していることは十分想像できる。つまり筋内の血流状態が監視されているとしたら加圧ペダリングは低負荷でも筋内は高負荷状態の血流状態を偽装しているのと同じかも知れない。高負荷の循環器応答と同じトレーニングが低負荷でも可能であると言えなくもないのである。

とどのつまり代謝性反射なのか機械的反射なのかその複合なのか実際の人ではどちらかを遮断して確認することは出来ない以上常にハッキリしない。それでも長期トレーニングで役立つ結果に繋がるならメカニズムは不明でも意味がありそうである。動物実験による確認をウオッチングするのは人での方法に何か意味を持てそうだと錯覚するには良い方法だ。